ウノ-ゼロ ~ 美しい勝利。
2015年4月4日
味の素スタジアム 主審 池内明彦
得点者 15分 石川直宏
フォーメーション
東は怪我で招集外。
甲府は引いて守ってくるだろうという予測で、スピードのある石川をFWに、ボールを供給できる梶山をレジスタに。
ハイライト
www.youtube.com
美しい勝利のために戦うマッシモ東京。
15分、石川の相手ディフェンスライン裏への動き出しとシンクロした米本の見事なパス。そしてそれを石川がトラップしてゴールヘズトーーン。
ナオのゴールはいつもGolazoである。
ヨネのパスは完璧であった。
この美しいゴールで勝利するために、森重はPKをポストに当てて外したのである…。
そして、相手のシュートは4本に抑え、東京は1-0(ウノゼロ)という完璧な試合をやり遂げたのである。
マッシモ監督の次々と変わるフォーメーション、それに即応する選手たちも、1年目とは違うのである。
そしてこの勝利で東京の順位は、1位の浦和と勝ち点2差、仙台と並んで2位なのである。
http://www.jleague.jp/standings/j1
○森重真人の談話、抜粋
甲府はしっかりブロックをつくってくるので、なかなかうしろのスペースはなかったんですけれども、あの一瞬だけ、出し手と受け手のタイミングが合った。しっかり決めてくれたのでよかったです。
PKの時点で自分が決めていれば試合をもっと楽に進められた。ヘディングがポストに当たったシーンもありました。自分がちょっと試合を難しくしてしまったと思います。
○梶山陽平の談話、抜粋
(マッシモ フィッカデンティ監督の)指示はいつもとかわりなく、バランスをとることであるとか、しっかりと存在感を見せるようにという、毎試合同じことを言われました。
(前半31分の右サイドの武藤嘉紀に送ったボールなどフィードが多かったが?)
甲府のラインが高かったということもありますし、よっち(武藤嘉紀)の動き出しもよかったので、タイミングよくスペースに落とせればしっかりとキープできると思いました。
戦術練習では、(甲府が)3ボランチで、前から来たらウラのスペースが空いている、ということもやっていました。
○石川直宏の談話、抜粋
甲府はラインがけっこう高くて、うしろにスペースがあった。
○三田啓貴の談話、抜粋
──1-0になったあとはどういう試合運びを考えていたんですか。
もちろん追加点が欲しかったし、苦しい時間帯もつづいていたので、モリゲ(森重真人)が(PKを)決めてくれればよかったんですけれど(苦笑)。まあ、勝点3を獲れたということが大きいので。結果はよかったと思います。
──ああいうふうにPKを外したあとはどうなるんですか?
今週の練習後にいじられると思います(笑)
○米本拓司の談話
──カウンターやロングボールだけでなく、こまかいつなぎやスペースを使った攻撃が増えてきているなかで、きょうはウラへの抜け出しからのゴールが生まれましたが、よくなってきた部分というのは。
二週間準備しているので、そこでも背後を狙うことはしていました。
ナオさんも背後に抜ける動きが得意で、いつもいつもナオさんにボールをけっこう出しているイメージがあったので、そういう部分が出てよかったですし、チーム全体としてひとつのベクトルに向かっていますから、意思統一できていることが(狙った攻撃が奏功している)要因だと思います。
──石川選手との呼吸が合うようですが。
戦術練習のときにも動きの確認はするので、それが出たシーンだと思います。
みんな背後をとってみんなよく走っている。ナオさんだけでなく、よっち(武藤嘉紀)も背後をとる動きを何回もしてます。
たまたま、ぼくからあそこに、どんぴしゃのボールが行った。ぼくだけでなくタマ(三田啓貴)やカジくん(梶山陽平)もいいボールを出していたと思うので、チーム全体がそういう意識になってきたんじゃないかと思います。
──後半に関してはどう捉えていますか?
攻めあぐねていたというか、なかなかボールを持つ時間がなかったですけれど、何よりホームで勝点3を獲ることがいちばん大事ですから、ビッグチャンスを外しても集中力を切らさず(失点)ゼロで終われたのは、守備の部分ではすごくよかったと思います。でも攻撃は、選手が替わったときでも、いいヴァリエーションができるように、トレーニングからできたらいいなと思います。
──全体としては、インサイドハーフとして、奪ったあと前に出て行く、守備ではうしろに戻ると、これまで繰り返してきたことが目に見える結果になって出てきているのでは?
いま結果が出ているので自信になっていると思います。負けないことがいちばんですし、崩れないことがいちばん
ヴァンフォーレ甲府公式サイト|VENTFORET KOFU OFFICIAL WEBSITE
監督ハーフタイムコメント
「もっと激しく、勇気を持って戦え!」
「前線の2枚をターゲットにコンビネーションを作って!」
「もっとやろう!!」
試合終了後 監督記者会見要旨
残念な試合結果。
ナビスコがなかったので2週間準備をして、切り替えの速さや球際の寄せの速さなどを見直して準備した。
しかし前半、ほとんど球際で戦えていませんし、切り替えもプア。
ミスを恐れて少しビビッてサッカーをしているという印象を持たざるを得ない選手が何人かいた。
チームが点を取れない要因:パスのクオリティがなかなか上がらないこと。
ビルドアップでイージーなミスが多すぎて突破のところまでボールを運べない。