uno a cero

Tifosi blurosso

パーフェクトな試合~カニーニのプレーにプロの仕事を見た。

J1 1st 第5節 湘南ベルマーレ 0-1 FC東京

得点者 64分 武藤嘉紀

 

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www.youtube.com

 

http://www.jleague.jp/match/j1/2015/041205/live#live

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湘南のFW、ブロッコリー男爵こと高山薫はシュート1本しか打てず。

CKは1本のみ。CK数は攻めてるかどうかのバロメーターとみているので、1本しか無いのはほとんど効果的な攻めが出来てないと言えるだろう。

東京はいつも一桁のシュート数だが、今回は2桁台に乗せた。シュート数は武藤の5本が突出している。東京はチャンスが何回もあるようなサッカーをしてないので、1人で5本は結構多い。シュート意識の高さを示している。さすがチェルシーからのオファーがある男である。

 

http://www.jleague.jp/match/j1/2015/041205/live#trackingdata

今季初めて権田が走行距離で相手GKに負けた。

しかしながら、前節はハリルホジッチに代表で言われたからか、明らかに東京のやり方に反した早いリスタートをして危険を何度か招いていたが、今回は早いリスタートはするもののリスクのある方向には出していなかった。

東京は湘南に比べて省エネな走りだと言えるのかな。でもよく見るとディフェンダーの走行距離に明らかに差があるってことだけど。基本的にリスクは負わないでそんなに前に出てこないから、差がついてると思われ。

 

2015年4月12日(日)1st 第5節 VS FC東京 « 湘南ベルマーレ公式サイト

http://www.fctokyo.co.jp/game/index.php?cont=result&gid=2015041205

第2節に続いてこの日も日本代表監督ハリルホジッチが視察に来た。

前回は来たばかりで時差ボケもあっただろうが、あくびを連発していたが、結局4人(+1人)も代表に選ばれた。

この日は何を見たのだろうか。

ハリルホジッチの哲学とフィッカデンティの哲学は正反対とも言えるような気がするけれども。

 

前半、湘南は人数をかけたカウンターと大きなサイドチェンジを使った攻撃をするが、カウンターに対してはそれ以上に人数が揃ってるので危ない場面もなかった。

東京は湘南に対して、カウンターのカウンターやボールポゼッション、前線へのフィードなどでペースをつかんでいく。しかし決定的な場面はあまり生まれない。

 

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前半終了間際、スローインを受ける河野のクビに相手の肘が入る場面。

主審が見逃し、河野が激昂。相手を突く。

森重が慌てて飛び込んできて河野を抱え込み。羽生もなだめるも、河野にイエローカードが出て、怒り収まらず。

東京ファンから「落ち着け河野」コール。

前半終了してからは石川が河野の肩を捕まえてつきそうも、湘南監督と口論、みんなに止められる。荒ぶりすぎだけど、こういう選手は居なかったので貴重。

そして、もりげが抑える時代が来たんだなーとw

 

後半、5分ほどは湘南が攻勢に出るものの、

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52分、CKから武藤のヘディングシュートはクロスバー。そのリバウンドから、武藤がヘディングで決めるもオフサイドの判定。

完全にオンサイドである。こんな誤審があっていいのか?

GK以外に2人も湘南選手が武藤より前に居ますけど?

 

vine.co

個人的にこの試合一番のお気に入りのシーン。

カニーニのセリエA仕込みのプロの仕事。上手くサイドを抜けられ絶体絶命の場面で、もう完全に最初からボールに行かず、スパーンと相手の足にタックル。

プロフェッショナルファールはJリーグでもよくあるけれど、もしかしてボールへも行けたかもしれない微妙な場面で、これを躊躇なく遂行したのにしびれた。

イエローカードだが、殊勲甲である。

 

63分、河野からサイドを駆け上がってきた太田へ絶妙なパス、そして正確なワンタッチクロスからの中央から武藤ヘッドのゴール。

結構長い距離走ってきて、動いてるボールを走りながらワンタッチでピンポイントでクロス入れるとか、考えられない必殺の武器。ワールドクラスです。

 

そして、結局今日も1-0というパーフェクトな勝利である。

 

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http://www.jleague.jp/standings/j1

単独じゃないけど、負けなしの首位東京!!

開幕G大阪戦では審判のやらかしもあって複数失点したものの、2節以降無失点が続いている。